
sonic
こんにちは!ファイナンシャルプランナーのsonicです。
今日はお子さんの教育費、中でも「大学の進学費用」のおはなしです。
私sonicはファイナンシャルプランナー(FP)という職業柄、「我が子を奨学金なしで大学まで行かせてあげたい」という声はよく聞きます。
ただ同時に、毎月の家計から教育費を捻出するのも厳しいので「進路は国公立大のみ」という話も聞きますね。
そこで私が思ったことは、国公立大へ進学するのは果たして本当に安いのだろうか?ということ。
確かに学費「だけ」を見れば、私立大よりも安いのは事実。でもそれだけで本当に「教育費の想定」を考えてもいいのでしょうか?
ということで今回は、実際に国公立大へ進学したことがある私sonicの過去の話でも交えながら、お子さんの教育費問題について考えてみました。
もくじ
「実際にかかった費用はいくら?」国立大へ進学した過去の経験談より

今回のテーマですが、実はインスタの方で「大学進学で実際にかかった費用を教えてほしいです」というご質問がきっかけでした。

sonic
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ちなみに現在アラサーのsonic、大学へ進学してた時期は
かなり昔ですけど、いいですか?
本当に参考になるんかいな、これ(笑)
ということで、いろいろと思い出しながらまとめますね。
地方の公立高校から国立大学の文系学部へ進学
私の過去をお話すると、地方の公立高校から国立大の文系学部へ進学しました。
ちなみに国立大を選んだ理由はもちろん「学費が安いから」その中でも、学びたい学部がある大学を選び、なんとかギリギリの成績で入学しました。

sonic
このころからケチ節約志向だったんですね(笑 )
実際にかかった学費やその他の費用はいくら?
さて、本題。
実際にかかった学費やその他の費用はいくらくらいだったのかというと、思い出せる限りではこんなかんじでかかったはずです。
入学金 | 27万円くらい |
---|---|
授業料 | 年間54万円×4年間=216万円 |
その他 | ひとり暮らしの生活費 受験関連費用 教科書・PC代など |
正直、あまり覚えていないものの、次から次へとお金がかかった記憶だけはあります(汗)
ちなみに私は奨学金を利用しました。(奨学金の金額は車1台分買えるくらいです)
奨学金についての話はこちら(↓)でしています。
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国立大へ進学した時の正直な感想を言うと「裕福な家庭ばかり!!」
私立大と比べると、確かに国公立大の学費は安いです。だから、私はてっきり「お金がないけれど勉強したい人」が結構いると思ったんですね。
でも、実際は違いました。入学後のまわりの子たちを見て驚いたんです。

「・・・え?みんな結構お金持ちじゃない??」
そう、比較的裕福な家庭出身の子たちが多かったんです!!
例えば
- 浪人して入学してきた人が多い(←予備校代かかるやつ)
- アルバイトをしなくても部活やサークルの費用を捻出できる(←所属先によっては結構出費がかさむやつ)
- 留学とかWスクール(大学+専門学校)の費用を捻出できる(←学費の総額っていったい…)
- ひとり暮らしで借りる部屋のスペックが高い(←うらやましい!)

sonic
その当時は「これが現実か」って庶民出身のsonicは思いました。
このへんは実際にどんな大学・学部へ進学するか?また実家から通うorひとり暮らしなどによっても大きく異なるので、一概にはなんとも言えないのですが
実際に国公立大へ進学してきた子は、裕福な家庭出身の子が多くて驚きました。
実際に国立大へ進学した経験から考えたこと
お金ないけど大学へ行かせたいから国公立大学へ進学してほしい。
これは数字だけを見れば正しいのですが、反面「本当にそれでいいのか?」と考えてみてほしいのです。
確かに学費は安く済むかもしれない。
ただ、結局は入学するまでには塾や予備校代などでお金がかかりますよね?
浪人するケースも考えると、大学の費用+予備校+生活費も必要です。
さらに、自宅から通える範囲に国公立大がなければ、ひとり暮らしする必要も出てくるかも…

sonic
実際にうちがマイホームの場所を選ぶ際、「子供たちの大学進学」はかなり考えて決めました。
つまり、学費の安さだけを理由にして早いうち(子供が小さいうち)から進路を国公立大へ絞るのは、あまり得策ではないかも…ということはお伝えしたいなと思います。
じゃあ、親は何ができる?「でも結局のところお金だよね」っていう話

本来ならば、「〇〇を学びたいから△△大学へ行きたい」という選び方で大学を決めるべきですよね。
学費の安さだけで決めた私が言えることではありませんが(小声)
そうなると、やっぱり私立大も含めた教育費を想定すべきではないでしょうか?
むしろ今みたいに大学進学が必須ではない時代になっているかもしれません。
じゃあ、結局のところ親としてどう考えるべきか?なんですけど
多様な進路を応援できるのは、やっぱりなんだかんだいって「お金」なんですよね。

sonic
結局のところお金かーーーい!!!
sonic家の教育方針「とはいっても、今のところは大学進学」
大学進学が必須でない時代がくるかもしれない…と言いつつ、sonic家の教育費に関する想定は「大学進学」で考えています。

sonic
だって、うちの子はまだ未就学児ですからね。可能性とかは全然わかりません。
我が家が想定している教育費の費用とかその貯め方なんかは「教育費の貯め方に投資はありか?なしか?」の記事で詳しく解説しているので、そちらをご覧いただくとして
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教育費の貯め方に投資はありか?なしか?我が家の積み立て方法も大公開
ここ(↑)で想定している教育費以上にお金が必要となった場合など、多様な進路選択を応援してあげたいなという気持ちもやっぱりあるわけです。(ひとり暮らしをしたいならば、その費用とかね)
ただ、自分たちの生活(特に老後)のことも大切。
想定している以上のお金を教育費にかけてしまうと、やはり自分たちの老後がピンチになり、かえって子供たちに迷惑をかけてしまう可能性もあります。
だから、多様な進路を応援してあげられるかどうか?は今後の運用しだい!!
教育費は使う時期が決まっているので、原則としては手堅い運用(預金や保険、国債など)をおすすめしますが、これでたくさんふえるなんて今の時代はありえません。
だから我が家は手堅い運用をした上で、プラスアルファで投資によって積み立てる方法を採用しています。
まとめ

「子供の大学進学を応援してあげたい!けど進路は国公立大で考えています」
という方は、本当にこのままでいいのか?は今いちど考えてみてもらいたいと思います。
ただ、もし今の家計にゆとりがない場合、すぐに積み立て額をアップするなんて無理ですよね…
まずは家計改善!もしくは収入を増やすといったところを考えてみましょう。
そして目標達成する方法は、なにも「貯める方法=学資保険」だけではないということをお伝えしたいと思います。