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sonicの無料保険相談へようこそ!
読者さんの保険にまつわるお悩みに無料で回答していくというこちらコーナー。
今日も保険会社に所属しない完全中立な立場から、みなさんのお悩みにお答えしたいと思います!
今回のお悩みは「保険の営業さんから勧められた変額保険にすべきか?」について。それとも投資信託で自分で運用すべきか?お答えしていきましょう。

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あなたも「保険料を少しでも節約したい」と思うなら、ぜひ家計見直し相談へご相談くださいね♡
目次(気になるとこをタップ)
お悩み「学資保険の代わりに変額保険ってあり?」
おいもさんよりご質問いただきました。

子供の学費を相談したところ、保険の営業さんから変額保険を勧められました。でも自分で投資するべきか迷っています。
ご相談ありがとうございます♡まずは、おいもさんちのプロフィールをご紹介しましょう。
家族構成 | 夫(39)・妻(37)・子(0) |
---|---|
世帯年収 | 夫630万円・妻100万円 |
居住形態 | マイホーム |
現在の貯蓄額 | 1,000万円 |
毎月の生活費 | 住居費14万円・生活費16万円 |
子供が生まれたばかりで、保険の営業さんから子供の学資保険がわりに変額保険を勧められました。でも自分で投資信託などをやった方がいいのか迷っています。
変額保険と投資信託、どちらがいいのでしょうか?
ということで、お答えしていきましょう!
他にもいろいろとお悩みがあるようでしたが、まだ解決していないようでしたらぜひご相談くださいね。
回答①「まずは教育費の目標額を決めるべし」

そもそも教育費を考える際には、目標額から逆算して考えるべきなんですね。たとえば、
- 想定進学先は国公立大までなのか?私立大も含めるのか?
- 自宅外通学となった場合、仕送りはするのか?
子供がどういった進路となるか?なんてわかりません。しかし、親はどこまでサポートしてあげるのか?については考える必要があります。


sonic
なんでもすべてサポートしてあげたくなりますけど、家計の状況と照らし合わせて、現実的に考える必要があるよね。
貯めるべき教育費の目標額が決まったら、次にその目標額を達成するには「元本保証の金融商品でいけるorいけない」を考えます。
というのも、教育費は使う時期や使う金額がだいたい決まっているからです!

sonic
定期預金などの元本保証商品で目標額を達成できそうなら手堅くいった方がいいし、いけないなら他の方法を考えないとダメだよね。
さて、ここまで読んできて方針はだいたい決まってきましたか?
特に、現在おいもさんちには貯蓄額が1,000万円とまとまった金額がありますし、この金額から生活防衛費を除いても、ある程度教育費を用意できるのではないか?と思います。
でも、このお金は他のために使う!など決まっているのであれば、何かしら積立方法を検討していけば良いのではないでしょうか。
これが、もしまとまった貯蓄額がない状況であれば、万が一の場合に備えて死亡保障も一緒に検討した方がいいですね。
いかがですか?このように、どんな方法で教育費を貯めていこうかという方針を決めた段階で、はじめて問い合わせ先を決めるんですよ。
これ、鉄則ね!

sonic
いきなり保険屋さんにいく人が多いけれど、そりゃ保険を売られるに決まってると思いません?
回答②「変額保険は投資とほぼ同じ」
もし教育費の一部を運用して用意すると決めたなら、次は「どこで・どんな金融商品で運用していくのか?」を決めることになります。
ここでようやく
- 変額保険にすべきか?
- 自分で投資すべきか?
を選択することになるんです。

sonic
最初から「保険ありき」で絞り込んでいくと、選択肢を狭めてしまうことになるんですね!
そこで、変額保険と自分で投資する場合のメリット・デメリットを比較してみました(↓)
メリット | デメリット | |
---|---|---|
変額保険 | 万が一の保障がついてくる | 運用先の選択肢が少ない 運用コストが高い |
自分で投資する | 運用先の選択肢が豊富 運用コストが安い | 投資を理解してからでないと難しい |
変額保険といえども、運用によるリスクはついてきます。解約時には大幅にプラスになるかもしれないし、逆に元本割れするかもしれない。
正直、みんな「保険」っていう名前がついているだけで安心しすぎです!!
ということで、変額保険は「保険」って名前がついていますが、解約時に決まった金額が戻ってくる貯蓄型の保険とはまた別のものって考えてくださいね。

sonic
そう考えると、変額保険ってほぼ投資みたいなものなんです。
じゃ、どうせ運用リスクがあるなら変額保険でも自分で投資するにも、どっちでもいいんじゃない?って思うじゃないですか。
変額保険と自分で運用する場合の違いは「いかに運用コストにこだわれるか?」
変額保険で運用する場合、保険の部分の手数料に加えて運用の部分の手数料も払わないといけません。
もちろん自分で投資する場合にも信託報酬などの運用コストを払わないといけないんですが、最近では低コストの商品なども多く発売されてきたんですね。
それなら、自分で運用コストが低い投資信託を選べばよくない?ってことで、sonic的には変額保険は不要だと考えます。

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ちなみに私がつみたてNISAで購入しているSBIバンガードS&P500は、信託報酬が年0.0938%程度ですよ。
もし万が一の保障が欲しいなら、投資とは別に掛け捨ての保険に入ればいいだけ。
この点を踏まえた上で「でも絶対に自分で投資したくない」というなら変額保険を選んでもいいと思いますけど。
ということで、おいもさんは変額保険で運用するor自分で運用するか?で悩まれていましたが
自分で投資してもいいかな?と思われているのであれば、変額保険ではなくご自分で投資しても良いのではないでしょうか?

sonic
ちなみに投資を始めるなら、おいもさんのいうとおり「つみたてNISA」が始めやすいと思いますよ!実際私もネット証券でつみたてNISAやっています。
私ならこうする「現在の貯蓄+つみたてNISAで運用する」
では、このへんで「私sonicならどうするか?」を参考までに紹介させていただきますね。

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私なら「今の貯蓄から一部確保+つみたてNISAで運用」します。
たとえば、教育費の目標額を600万円としましょう。
現在の貯蓄から300万円を教育費として用意しておくと、残りは300万円。この300万円をつみたてNISAで運用して積み立てる場合。
18年後に300万円を達成させたい場合
毎月10,000円を3.5%で運用させると達成できます。
毎月10,000円ほどなら、毎月の家計からも無理なく捻出できそうじゃないですか?

sonic
すでに現金で300万円を確保しているから、運用するにしてもだいぶ余裕がありますよね。
もう少し前の「15年後」に達成させたい場合のシミュレーションはこちら(↓)
15年後に300万円を達成させたい場合
毎月10,000円を6.3%で運用させると達成できます。

sonic
うーん、やっぱり運用期間が短くなると狙うリターンも上がるよなぁ。。。
ここで「ここまでのリターンを狙うのはちょっと…」となるなら、
- 現在の貯蓄からもう少し多めに教育費用として確保しておく
- 毎月の積立金額を増やす
こんなかんじで調整していきます。

sonic
特に自分で投資する場合は、余裕のあるときに積立金額を増やしたり、投資期間を調整できたりと自分でコントロールできるのがいいですよね!
ちなみに投資で運用して貯める300万円分は、ご主人に万が一のことがあった場合に貯められない可能性があります。そういった場合は、掛け捨ての定期死亡保険への加入を検討しましょう。掛け捨ての保険でかつ期間も短いので、保険料もそんなに負担にはならないはず!
まとめ
昔は教育費を「保険」で貯めると言うのが常識でしたが、それは今や昔。返戻率も低いのに、昔と同じような方法で貯めようとしてもうまく目標を達成できないと思います。
それなのに「教育費=学資保険」って思いこんでしまうので、保険屋さんに相談しがちなんですよね。
でも、保険屋さんに行けば保険を勧められるし、銀行に行けば手数料が高い投資信託を勧められるに決まっています。向こうも商売ですからね(汗)
今回ご相談いただいたおいもさん。「投資を始めてみようかな?」と思っていらっしゃるなら、この機会にぜひスタートしてみてはいかがでしょうか?

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ただ、投資を始めるならまずは理解してからね!おすすめの本はこちら(↓)