「もしものことがあったら不安だから、保険には入っておくべき」
こう考えていたけど、最近よく聞くのが「保険不要論」
え?保険って必要なの?それともいらないの?どっちなのー!(叫)って思いますよね。
また、いくら保険不要論が正しいとは思っても

ぶっちゃけ保険ナシは怖い…(←本音)
うんうん、わかりますその気持ち。
ただ、保険は高い買い物。時に数百万円を払うなんてこともあります。そこで今回は
- うちには保険って必要なの?
- それともそんなに保障はなくても大丈夫?
これをはっきりさせるために、「保険の考え方」を紹介します。今回の記事を通して、保険への考え方をすっきりさせましょう♡
目次(気になるとこをタップ)
【図解】本当にその保険は必要なの?一発でわかる「考え方」の表
そもそも、あなたが「保険に入ろうかどうしようか?」悩んだときに行動するのって
「とりあえず保険屋さんに相談しに行くか!」←これじゃないですか?

カモ
それじゃあ保険屋さんのカモになるだけだよ?
そうではなく、まずは「基本方針」を固めてから保険の相談をしにいくべきなのです。
基本方針を図解にしてみましたので↓こちらの図をどうぞ。

- 万が一のときの損害が大きい・発生確率高い⇒保険は必要
- 万が一のときの損害が大きい・発生確率低い⇒保険には入っておいた方がいいよね
- 万が一のときの損害は小さい・発生確率高い⇒本当に必要?要検討
- 万が一のときの損害は小さい・発生確率低い⇒保険は不要
例えば、「保険は不要」もしくは「本当に必要なのか?」要検討すべきなのに保険屋さんに相談しに行ってしまったら…

保険屋さん
保険に入っておいた方がいいですよ!(キリッ)
ほらね。こう言われるに決まっているじゃないですか?
そのため、まずは保険屋さんに行く前に
- 本当に保険が「必要」だから、保険に入ろう
- 不要だけど「入っておきたいだけ」なのか?
という基本方針を固めてから、保険屋さんに相談しにいくべきなのです。
例1:生命保険の考え方は、まずは遺族年金を計算してから

例えば生命保険(死亡保障)
生命保険って絶対に入っておくべき!と思ってはいませんか?

sonic
いや、そうじゃないんです…
例えば小さいお子さんがいるご家庭なら、遺族年金(遺族基礎年金や遺族厚生年金)をもらえたとしても万が一の生活費が足りないということはありえますよね?
それならば、例え発生確率が低いとしても「保険に入っておいた方がいい」ということになります。
では、反対にお子さんが巣立った後の「老後」はどうでしょうか。

そう言われると、教育費もいらないし年金あるし…必要なのはお葬式代くらい??

sonic
お葬式代といっても、200万~250万円(全国平均)あれば足ります!もし老後にそれだけの費用を準備できたとしたら、老後に生命保険って必要なくなると思いませんか?
このように考えると、たとえ「今は生命保険が必要」となっても、その生命保険は終身保険である必要はないわけです。
【生命保険のポイント】
生命保険は、残された家族が困る人(生活費・教育費など)がいる場合だけ入ればよし◎
そのため、一生涯の保険(=終身保険)ではなく、掛け捨てタイプの定期保険でOKです。
例2:医療保険の考え方は、ケースバイケースで!

医療保険の考え方は、ケースバイケースとなります。
特に医療保険については「保険不要論」も聞いたことあるのではないでしょうか?

sonic
基本的に私もその立場に賛成ですけどね!
まず、医療保険を考える際に外せないのは「高額療養費制度」を調べておくことです。
高額療養費制度については、こちらの記事(↓)でも詳しく解説しています。
関連記事「医療保険は貯蓄型の方がおすすめですか?」独立系FPの無料保険相談
この高額療養費限度額の分を貯蓄から出せるのであれば、基本的に医療保険は不要。もしあまり貯金もなく出せないのであれば、医療保険には入っておいた方がいいとなります。
既往歴のある場合の医療保険の考え方とは?
では、既往歴のある方の場合、医療保険の考え方は先ほど(↑)の考え方にプラスしておきたいことがあります。
それは、今後も何かしら疾患にかかる・再発する可能性がある(かも?)ということ。
つまり、保険を使う可能性が高いということ。
特に既往歴がある方の場合、保険に入ることが難しくなります(審査が通らない)
それでも貯蓄があるならあえて保険に入る必要もないですが、すでに入っている保険があるならこのまま続ける方がリターンが大きくなるかも?という可能性も視野に入れて検討してみてもいいと思います。

sonic
とは言っても、やはり保険に入り過ぎな方が多いのも事実。例えば入院給付金の金額を1万円→5,000円に下げたり、不要な特約だけを解約したりといった方法も検討してみてはいかがでしょうか?
【医療保険のポイント】
高額療養費制度や付加給付を調べてから、それでも足りない場合に考えましょう。
今の保険を続けるとしても、過剰な特約がついていないか要チェック!
例3:自動車保険の考え方は「必須」でOK!ただし車の補償については要検討

こちらは損害保険分野から「自動車保険」の考え方を紹介します。
まず、自動車保険の考え方ですが、基本的に対人・対物の賠償は無制限とすべきです。

sonic
だって、賠償額がいくらになるかわからないからですね。億万長者でない限り、対人・対物の賠償は無制限でOKです。
対人・対物の補償ではそんなに悩まないかもしれませんが、逆に悩むのが「車本体の補償」ではないでしょうか?
ここは、さきほどの表に当てはめてみて考えればOK。例えば、
- 車のローンが残っている方
- 高級車に乗っている方
- 車の運転技術に自信がない方
こういった方は、車の補償をつけておいてもいいと思います。(もしくは要検討)
【自動車保険のポイント】
対人・対物の補償は「無制限」でOK!
ただし、車本体の補償はローンが残っている人などはあった方がいいけど、必ずしも必要はありません。
もし「保険は不要」ってなったらどうする?その場合の考え方とは?

もし、この考え方に沿って「保険は不要」という結果になったとします。
それでも保険ナシは怖い(´;ω;`)
その場合は、保険に入ってもいいのではないでしょうか?それが安心をお金で買うってことです。
ただし、不安だからとついつい保険に入りすぎて、貯蓄が全然貯まっていない方。
それでは本末転倒です。
だって、入っている保険が「いざとなれば使えないシーン」って意外とあるんですよね。

sonic
例えば、入院はほんの数日だけであとはほぼ通院で治療するパターンね。せっかく医療保険に入っていても…ってなります。
一番の保険は、現金。現金で払えないことに関しては「保険」でカバーする
これが保険貧乏にならない考え方であると思っています。
まとめ「保険屋さんに行く前に、まずは保険の考え方を固めてから!」
保険を見直したいと思った時に、すぐに保険屋さんに行ってはダメ。
まずは「保険の考え方を固めてから」がおすすめです。その際には、ぜひ今回ご紹介した保険の考え方を参考にしてみてくださいね。
FPが保険の見直しや家計相談にアドバイスさせていただきます。
無料で利用できるzoomというアプリを使うので、自宅にいながらスマホから相談OK!小さなお子様がいても、大丈夫です。

sonic
ちなみに私は保険などを一切売りませんので、安心してご相談くださいね!
今回参考にした本はこちらです。生命保険や医療保険だけでなく、火災保険や自動車保険のことも詳しく解説されています。